ついにこの日を迎えました。今シーズンの唯一のタイトルを賭けた最終決戦です。
カブレラさんも早速ゴール裏でサポーターの士気を高めてくれています。共に戦いましょう。
大一番を前に空腹では話になりません。まずはスタジアムグルメで昼食の時間です。
意外と関東では食べられる場所が少ないくくるのたこ焼き。レギュラー品と国立競技場限定のラー油マヨ風味の両方を頂きました。
東村山の黒焼きそば。ウスターソースにイカ墨と黒酒を加えたソースが特徴です。通常のソース焼きそばよりもあっさりとした味でした。
欧風カレーライス。3層のコンコースをぶらぶらしていたらカレーのいい匂いがしたのでついつい購入。美味しく頂きました。
フレンチホットドッグ。美味しく頂きました。
決勝戦であって試合前の演出も両チーム共に力が入っていました。
90分で勝敗はつかず、0-0のスコアで延長戦に突入。
延長戦でも勝敗はつかず、ついにPK戦へ。
両チーム共に10人がキッカーとして登場、共に一進一退の攻防の末、迎えた10人目。川崎フロンターレの守護神チョンソンリョンがゴールを決め、直後に見事なセービングを見せて、長い戦いに終止符を打ちました。赤いユニフォームを纏った神が川崎フロンターレにはいました。
率直に言って、この重要な試合で全くいいところが無い試合でしたが、出来なくても相手にやらせない。上手く行かなくても自分達から崩れない。耐えて勝ち取る。良い意味でも悪い意味でも2023年の川崎フロンターレをこれ以上にないくらい象徴した試合に見えました。
しかし2019年のルヴァンカップ決勝戦を超える「地獄の様な試合」を現場で体感するとは想像していませんでした。あの試合はスコアが動く場面が多く、正直失点してもまだやり返せる、手はある状態でしたが、この試合は1失点したら終わりという緊張感の中でPK戦までもつれ込んでの勝利でした。実に心臓に悪く、勝利の瞬間は流石に叫び喜びましたが、その後はしばらくグッタリしていました(笑)。
このタイトルが黄金期の終焉なのか、それとも成長し次のタイトルを勝ち取る新たなサイクルの始まりになるのかは今の時点では分かりません。今言える事は鬼木監督が試合後のコメントで話した「勝ち続けないと見えないものがある、分からない事がある」それが何なのかを探し求める道はまだ果てしなく続いていく事だけです。
これで2023年の現地観戦の試合は最後です。最後にタイトルを勝ち取れて良かった。その一言です。これからもこんな瞬間に一つでも巡り合いたいですね。
余談
2021年1月1日。初めて天皇杯を制覇した試合で身に着けていたタオルマフラーです。この試合が現役最後の試合となった中村憲剛氏の物となります。あの試合以降は封印し、また天皇杯決勝の舞台に戻ってこれた際はこれを身に着けて観戦しようと思っていました。この試合でもほんの少し力を貸してくれた気がしています。洗濯してまた来るべき日が来る事を願い、その日まで封印します。お疲れさまでした。