2021年シーズン アジアチャンピオンズリーグ グループリーグ 3節 川崎フロンターレーユナイテッドシティ 感想

ロコモティフスタジアムで行われた川崎フロンターレ-ユナイテッドシティ戦は8-0で川崎フロンターレが勝利。前半はペナルティボックスの角部分に人数をかけて守るユナイテッドシティの守備を崩せませんでしたが、セットプレーで先手を取ると、前に出てきて生じたスペースを突き、淡々とゴールを奪い。勝ち点3を勝ち取りました。

 

北京FCと比較すると、フィジカル面、戦術面ともに上回っていましたが、それでも力の差は歴然としていました。

 

ハットトリックを決め、大いに存在をアピールした橘田。8点目の脇坂のゴールは、橘田が右SBのポジションから前線のスペースに後方から飛び込んできてシュート、こぼれ球を脇坂が押し込んだ形でしたが、後方からペナルティエリア内に侵入する動きが印象に残りました。天皇杯でも同様の動きを見せてくれたので、後方からスペースを見つけアクションを起こすのも得意なプレーの一つだと思います。課題と言われていたゴール、アシストに繋がる動きで結果を残しました。

 

一時ベンチ入りも難しい状況でしたが、ホーム横浜FC戦でベンチメンバーに戻ってきてからは、自分の得意なプレーをアピールできています。後は、強度の高い展開でどれだけ継続して結果を残せるか。まだ大島のコンディションが戻っていないので、5節の大邱FC戦は彼がインサイドハーフのポジションで先発で出場すると予想しています。ここで説得力のあるプレーを見せられれば、インサイドハーフのポジション争いで一気に優位に立てます。彼にとって大邱FC戦は、自分の居場所を勝ち取るために重要な一戦になりそうです。

 

次節は中2日でユナイテッドシティと再戦。中2日の日程は肉体的には厳しいですが、ユナイテッドシティの選手は、川崎フロンターレのスタメン組のプレーの強度に目が慣れていると思います。川崎フロンターレは大幅にメンバーを入れ替えて試合に臨む可能性が高いので、プレー強度の差をユナイテッドシティの選手がどう感じるのか興味深いです。

 

前節フルタイム出場している選手、累積警告持ちの選手をベンチに置くと、自ずとスタメンの選手は限られてきます。鬼木監督もフレッシュな選手の起用を示唆しているので、普段なかなか見られない組み合わせや布陣が見れそうです。負傷者や累積警告による出場停止の選手を出さずに、勝ち点3を勝ち取る事に期待しています。