1992年から1996年まで使用されたカップ戦仕様の1st用ユニフォームです。主にナビスコカップ(現ルヴァンカップ)や天皇杯の試合で使用されました。昨年使用された30周年記念ユニフォームは、このユニフォームのデザインがベースとして採用されました。
当時、リーグ戦用ユニフォームは全クラブミズノ製が使用されていましたが、カップ戦に関しては各クラブの裁量に委ねられていました。今では考えられませんが、当時はそれで通っていました。仮に今清水エスパルスがリーグ戦はミズノ、カップ戦はプーマと契約したいと言ったら通らないでしょう。サプライヤーが絶対受け入れないと思います。
メーカーロゴと胸スポンサーロゴは塗り込み、クラブエンブレムはワッペン縫い付け。
現行の物の2つ前のエンブレムなので、今では馴染みが無い人も多いかもしれません。
襟部分にも透かしが入っています。
袖スポンサーロゴはワッペン縫い付け
Jリーグパッチ、ワールドカップ招致パッチは共にワッペン縫い付け
背中スポンサーロゴは塗り込み
ナンバーはラバー素材の2色1枚仕様。
ユニフォーム生地にはクラブ名の透かしが全体に入っています。
本日でJリーグも30周年を迎えました。ユニフォームの観点から見ると、Jリーグのクラブで、この30年間同じサプライヤーと契約し続けている唯一のクラブが清水エスパルスです。欧州のクラブを見ても、Jリーグ開始から現在まで同一サプライヤーと契約し続けているのは、ドイツのバイエルンミュンヘン(アディダス)やフランスのパリサンジェルマン(ナイキ)くらいです。(他にもあったら教えてください)。
ちなみに清水エスパルスの次に長かったクラブですが、何と宿敵であるジュビロ磐田です。2022年にアドミラルと契約するまでは、清水同様Jリーグ開幕からずっとプーマでした。この辺りは日本のブラジル、サッカー王国と称される歴史が感じられますね。