2020年シーズン Jリーグ 第17節 浦和レッズー川崎フロンターレ 感想

埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッズ川崎フロンターレ戦は、3-0で川崎フロンターレが勝利。試合前半は浦和レッズが仕掛けたオープンな展開に付き合わされ、大味な試合展開でしたが、飲水タイム前後から修正すると、山根、小林、レアンドロダミアンのゴールで3得点。スコア程実力差は感じない試合でしたが、前節の様な試合終了間際の軽い失点も無く、度々決定機を作られながらも、ペナルティエリア内では体を投げ出したタイトな守備からは、前節からの改善を感じられました。

 

この試合で印象に残ったのは、左サイドの斎藤学のプレーです。決定機を2回逃し、リーグ戦初ゴールこそありませんでしたが、精度の高いクロスで小林のゴールをアシスト、攻撃では細かい動き出しとドリブルでボールを敵陣まで運び、守備の局面では、マッチアップしたトーマスデンと岩波を相手に立ち位置でパスコースを塞ぎ、裏のスペースへのボールにも素早い切り替えで対応してくれました。

 

足りないのは得点だけで、それ以外のプレーでチームに安定感を与えているので、鬼木監督も簡単に長谷川を戻せないのだろうなと思います。ボールの無い所のプレーの質では、競争相手の長谷川、三笘より一歩先に行っています。シーズン序盤はベンチ入りも難しい状況から、今の自分の強みで居場所を勝ち取りつつある姿には感服しかありません。

 

あとは得点、そして怪我をしない事です。新しい斎藤学をもっと打ち出して、勝利に貢献して欲しいですね。

 

次はホームで中2日の横浜FC戦です。横浜FCですが、7月に対戦した時とはシステムも選手も変化があり、下平監督の巧みな采配と合わせて難しい対戦相手になりそうです。5,000人の動員制限の最後になる事も予想されます。次節も楽しみにしています。