1992-1994年シーズンに使用されたカップ戦用の1stユニフォームです。主にナビスコカップ(現ルヴァンカップ)や天皇杯の試合で使用されました。チーム名を横浜マリノスとしていますが、これは当時の名称をそのまま使っています。今は横浜Fマリノスだという事は勿論知っていますよ(笑)。
メーカーロゴは塗り込み。当時はリーグ戦はミズノ製、カップ戦は現在もサプライヤーを務めるアディダス製のユニフォームが使用されていました。
エンブレムはラバー圧着。エンブレム上に「NISSAN F.C」と入っているところに時代を感じます。このユニフォーム時代は1994年まで使用されましたが、選手支給品等選手が着用するユニフォームには「NISSAN F.C」のロゴは無かったと思います。
スポンサーロゴはラバー圧着。この書体で黄色のNISSANロゴは、2012年に使用された20周年記念ユニフォームでも使用されました。
素材に綿が含まれているので、今のユニフォームと比べるとユニフォームというよりも、Tシャツに近い質感ですね。
本日EAFF E-1 サッカー選手権の日本代表メンバーが発表され、横浜Fマリノスの水沼宏太選手が初招集されました。水沼選手の父親はこのユニフォームを纏いプレーしていた元日本代表の水沼貴史氏。親子二代でのA代表選出となりました。まだ親子二代でA代表の出場キャップを刻んだ例は日本代表では無かったと思います。
どこで読んだのかは覚えていませんが、宏太選手が少年時代、日本代表のユニフォームだけはねだっても買ってもらえず、それは自分が代表選手になって掴みなさいという貴史氏からのメッセージだったという話を思い出しました。
今シーズンはユニフォームをこれまでのキャリアで長く使ってきた「KOTA」からクラブの歴史と父への敬意から「MIZUNUMA」に変えプレーしています。ここまで、シーズン折り返しでリーグ戦で4ゴール6アシストと自らのシーズンキャリアハイを更新する結果を残し首位を走るクラブの原動力である事を示しています。代表でも「MIZUNUMA」のネームのユニフォームで躍動するのを楽しみにしています。