ユニフォーム 765枚目 イタリア代表 2000年 ゴールキーパー用 長袖 トルド EURO2000仕様

f:id:kaburerasan2014:20210712223219j:plain

f:id:kaburerasan2014:20210712223229j:plain

2000年に使用されたゴールキーパー用ユニフォームです。インテルフィオレンティーナで長く活躍したフランチェスコ・トルド氏のネームとナンバー入りとなります。袖に大会パッチが圧着されたEURO2000本大会仕様です。

f:id:kaburerasan2014:20210712223356j:plain

エンブレムはワッペン縫い付け

f:id:kaburerasan2014:20210712223413j:plain

メーカーロゴは刺しゅう、大会パッチはワッペン圧着。

f:id:kaburerasan2014:20210712223714j:plain

袖の星部分は刺しゅう。ワールドカップを制覇した回数を示しています。

f:id:kaburerasan2014:20210712223753j:plain

ネームとナンバーはラバー素材圧着。1色1枚仕様。

f:id:kaburerasan2014:20210712223816j:plain

このモデルより初めてユニフォームの素材にライクラが使用されました。従来のユニフォームでは考えられなかった伸縮性を実現。当時、イタリア代表の伊達男達がタイトにこのユニフォームを着用した姿は、タイトなラインが屈強な肉体を引き立てた事もありインパクトが強かったです。

 

EURO2000は大会直前に正キーパーのブッフォン選手が負傷し、トルド氏が正キーパーに昇格。大会通して良いプレーを続けていましたが、特に凄かったのが準決勝のオランダ戦。前半で一人退場者を出し防戦一方の中、2度のPKをセーブ。試合中も驚異的なセービングを続けPK戦に持ち込むと、PK戦でも1本止めてアズーリを勝利に導き、カルチョ伝統のカテナチオを体現した勝利とは何かを示した試合でした。

 

といいつつも客観的に見ると、オランダが一方的に攻め立て、イタリアはただ耐えていた内容は面白い物では無いと思います。多分10人に見せたら9人はつまらない試合だと言うでしょう。この試合を見て感銘を受けた当方はきっと変わっていると思います(笑)。

 

今朝のEURO2020決勝戦キエッリーニボヌッチはドイツワールドカップ決勝のカンナバーロマテラッツィを彷彿させる堅守を見せてくれました。PK戦は職人のジョルジーニョが止められ、これはまずいと思った後にドンナルンマがPK戦2本目のストップ。この瞬間アズーリの欧州制覇が決まりました。今日のドンナルンマの姿に21年前のトルド氏の姿が重なりました。

 

どれだけ時代が流れ、戦術が進化しても、歴史の中で積み重ねられた国々のスタイルは簡単に変わるものではありません。最後の最後のところで失点を許ず、粘り強くPK戦に持ち込まれても勝つ。アズーリが勝つ時は必ずカテナチオと称される堅守を前面に出した形です。今回もそれを証明しました。

 

ベスト4で当方は満足していましたが、それを超える結果を残した選手、監督、コーチ、スタッフの皆様を称えます。素晴らしい勝利をありがとうございました。マーキング用にユニフォーム購入します。誰にしようかな。