ユニフォーム 976枚目 川崎フロンターレ 2022年シーズン 2nd用 半袖 家長昭博 上下セット 選手実着用品

2022年シーズンに使用された2nd用ユニフォームです。元日本代表の家長昭博選手がシーズン通して着用していた上下セットとなります。

 

市販品と異なるのはこの辺り。支給品番ですが、このシーズンはリーグ戦用の1stと2nd、ゴールキーパー用の1st用と2nd用は全て同一品番となります。

洗濯しても落ちない汚れ部分もあります。このユニフォームですが、傷や解れは少ないのですが着用感が凄いです。タイトに着用する事を好む家長選手のプレースタイルがユニフォームにも表れています。

パンツはワンサイズ大きいLサイズを着用していました。

ソックスはセパレートタイプ、使用感が強くてナンバーのマーキング部分も剥がれています。

 

あと一歩でJリーグ3連覇を逃したシーズンだったが、このシーズンの家長は凄かった。ボールをキープしてピッチ内の緩急を操り、ゴールを決め、アシストもし、PKも全て決める。33節のヴィッセル神戸戦でPKを決めた際にピッチを叩いた姿を見て、彼一人でどれだけ多くのものを背負っているのかと思い知らされた。

 

シーズン後のベストイレブンの投票でも投票数は谷口彰悟と1票差の2位。リーグ優勝出来なかったのでシーズンMVPは逃したが、個人的には2022年シーズンのMVPは家長だった。

 

ここ数シーズン思うのは、彼くらいチームの勝敗を引き受けた選手がどれくらいいるのか?。選手の入れ替わりや負傷による離脱が多く選手を固定できない事もタイトルを勝ち取れない要因の一つだが、家長ほど勝利の為にチームを背負う覚悟をもった選手が何人いるのか?脇坂も奮闘は伝わるし認めてはいるが二人だけでは厳しい。

 

今年で彼も39歳になった。年々衰えを感じる部分を隠せなくなってきている。それでも実力不足や怪我で出場時間を伸ばせない選手が山ほどいるなか、今シーズンも確実に出場時間を掴みチームの勝利に貢献している。強靭なフィジカルを活かした圧倒的なボールを保持する能力。忙しないピッチの中で緩急の「緩」を生み出す技術と感性、左足からの正確なクロスボール、セットプレーでのヘディングの技術等、彼の長所は山ほどあるが、他の選手との絶対的な違いはセレッソ大阪戦の試合後コメントで家長を称えた長谷部監督のコメントにある能力だ。

 

「彼は自分のコンディションを作るのに長けています」

※試合後コメントより引用

 

これが出来ている選手が何人いるだろうか?これが出来るからこそ、前監督の鬼木さんも長谷部監督からも信頼を得られ長くプレーできる。シーズン通してピッチで殆ど見る機会の無い選手がサポーターからはキングと称されているが、全くもって理解できないしするつもりもない。川崎フロンターレでキングに相応しい結果を残しているのは家長だけだ。長いシーズン勝っても負けてもピッチに立ち勝敗の責任を背負う。彼は2017年に加入してからずっとそれを続けてきた。2020年シーズン後に中村憲剛が引退し、その後実力のある選手が欧州に移籍しクラブを後にしてからは、ますますその比重は重くなってきている。

 

責任を背負いプロフェッショナルな振る舞いをピッチ表現する家長も素晴らしいが、2018年シーズン頃のもっと自由に優雅にプレーする家長を見たい。それには今家長が背負っているものを他の選手が背負えないといけない。背負える選手が二人、三人と現れた時がリーグ優勝できる時なのではと思う。

 

news.yahoo.co.jp

※ 上記インタビューより引用

 

このインタビューで語ったもう一度リーグ優勝したいという思い。僕ももう一度家長と優勝したい。そして背番号と同じ年まで(勿論それ以上だって構わない)現役を続け川崎フロンターレで選手としてのキャリアを終えて欲しい。いつまでも頼ってはいられない事は重々承知しているが、今の川崎フロンターレには家長が必要だ。残りのリーグ戦とカップ戦で「誰にも止められない」プレーを楽しみにしている。