1996-1997シーズンに使用されたユニフォームです。元フランス代表のエリック・カントナ氏のネームとナンバー入りとなります。現役最後のシーズン、当時若手のホープだったベッカムやギグス(当時23歳でしたが、18歳でレギュラーだったので、この時点でリーグ通算181試合出場)スコールズやネビル兄弟を率いて、見事リーグ優勝で有終の美を飾りました。
サイズタグ部分。襟は白と灰色の2色使いです。カントナ氏は襟付きのユニフォームは襟を立てて着こなしていました。
メーカーロゴは昇華プリント
エンブレムはワッペン縫い付け。スポンサーロゴは昇華プリント。
夢の劇場、マンチェスターユナイテッドのホームスタジアムであるオールドトラッフォードの別名です。幾多の名勝負が繰り広げられた事から、この様に名付けられました。
首元のボタン部分。
ネームとナンバーはフロッキー素材の2色2枚仕様。翌1997-1998シーズンより、プレミアリーグ共通の書体が使用される事となり、クラブによってネーム&ナンバーの書体が異なっていたのはこのシーズンが最後でした。
ユニフォームの色も明るい赤では無く、少しくすんだ色合いで素敵です。カントナが現役を退いた後、7番を継承したのがベッカムでした。このユニフォームは翌シーズンもホーム用ユニフォームとして使用されたので、7番の継承が行われた背景を持つ、ストーリー性が高い1枚と言えます。
マンチェスターユナイテッドが1990年代入り黄金期を築き上げた始まりが、カントナの加入でした。加入後の5シーズンで4度のリーグ優勝と2度のFAカップ制覇、野次を浴びせた観客をカンフーキックで蹴り飛ばし(あの映像を見ると、蹴りよりその後のパンチの方がクリティカルな一撃でした)、長期の出場停止が無ければ、リーグ5連覇を達成していたと思います。強いマンチェスターユナイテッドを世界のサッカーファンに印象付けた「赤い悪魔」のレジェンドとして、これからも語り継がれる偉大な選手です。