2021年シーズンに使用された2nd用ユニフォームです。元ブラジル代表のレアンドロ・ダミアン選手のネームとナンバー入りです。ベージュに白と黒のボーダーの組み合わせでデザイン性が高く人気があったデザインです。
全世界を襲ったコロナウイルスの影響で売り上げの見通しが難しく生産数も絞られた為、シーズン中盤にはオフィシャルショップでは完売、大手スポーツショップでも一部のサイズが僅かに残っている程度で近年の川崎フロンターレのユニフォームでは、早めに購入しないと入手困難だった1枚です。現在もオークションやフリマアプリなど2次流通の市場でも値崩れが少ないですね。
サイズプリントはラバー圧着。ダミアン選手着用のXXLサイズです。
メーカーロゴは刺しゅう、このシーズンより鎖骨スポンサーに契約頂いたAnKer社のロゴ部分は昇華プリント仕様。Anker社とは新たな育成拠点でもあるフロンタウン生田のネーミングライツ契約も締結しており、昨シーズンからは麻生グラウンドでのトレーニングウェアやトレーニングマッチ用ユニフォームの胸スポンサー契約も締結しています。年々クラブとの結び付きも強くなり、多大なる御支援には感謝しかございません。余談ですが当方のデジタルガジェット関連は可能な限りAnker社の製品を購入する事を心がけています。
エンブレムはワッペン圧着。前シーズンより採用されたラバー素材風のワッペンです。
鎖骨スポンサーロゴのRENOSY社は昇華プリント仕様。RENOSY社には毎シーズン試合の冠スポンサー契約を締結しておりますが、御挨拶の内容から年々事業規模が拡大している事を感じられます。
胸と背中と裾スポンサーロゴは昇華プリント仕様。
袖スポンサーロゴとJリーグチャンピオンパッチ、KAWASAKIパッチはワッペン縫い付け。袖に天皇杯パッチを敢えて圧着せずにリーグ戦前半仕様(当方が勝手に命名)にしています。このシーズンは23ゴールを決めて得点王とMVPに輝き、シーズン通してコンスタントにゴールを量産しましたが、特に前半戦のゴールラッシュの印象が強かったのこの仕様としました。
このシーズンより導入され、昨シーズンまで使用されたリーグ共通書体のネーム&ナンバーはラバー素材の2色1枚仕様。個人的にプレミアリーグの共通ネーム&ナンバーの様に気軽に個人名やオリジナルネーム、過去のシーズンの選手なんかも圧着できると期待していましたが、その点では期待外れでした。書体自体は目視性が高く悪くないと思います。
レアンドロダミアンの魅力は屈強なフィジカルをベースにしたパワフルなプレーと得点力、力強いポストプレーだと思うのですが、個人的には前線から繰り出す強度と精度を兼ね備えたプレッシングです。鬼木監督の求める相手陣内でボールを奪い、素早く攻撃する形を実現する上で絶対に欠かせない要素でした。
昨シーズンは9月の終わりまで弱くて惨めだったチームが、10月以降はリーグ戦、カップ戦合わせて無敗で駆け抜け、ACLグループリーグ突破と天皇杯制覇を達成できたのは、レアンドロダミアンのコンディションが上がり、強度と精度を兼ね備えたプレッシングが戻ってきた事が大きかったです。
彼の様に全てを勝ち取った選手が、まるで18歳の何も勝ち取っていない若者の様にハングリーに前線からボールを奪いに行く姿はピッチ内の仲間達だけは無く、スタンドやゴール裏のファン、サポーターの心にも火を付け続けた事は言うまでもありません。彼のボールを奪いに行く姿は多くの歓声や拍手を引き出してスタンドを盛り上げました。それが負けない、勝ち続ける空気に繋がっていたと思います。
12月14日に開催される中村憲剛FROの引退試合にもブラジルから駆けつけてくれる予定なので、元気な姿で再会できる事を楽しみにしています。その際に山田やエリソン、神田に前線から奪いに行く守備とは何たるかを教えてくれないかなぁ...。