1997-1998シーズンに使用されたホーム用ユニフォームです。元ブラジル代表のフェノーメノ(怪物)、ロナウドのネームとナンバー入りとなります。アンブロ社製最後のユニフォームであり、ロナウドの加入で世界中の話題を独占した時期でもありました。
今で言えば、インテルがパリサンジェルマンからエンバペを獲得するレベルのインパクトのある入団でしたね。怪我が大半のインテル在籍時でしたが、加入初年度はセリエAの名だたる守備の名手達相手にリーグ2位の25ゴールを決め、怪物振りを存分にアピールしてくれました。
メーカーロゴは刺しゅう
クラブエンブレムも刺しゅう
スポンサーロゴはフロッキー圧着
ネームとナンバーはフロッキー素材の1色1枚仕様。メーカーロゴ部分は抜きになっています。
紙タグ一つにも遊び心を感じます。
年始にDAZNで配信されている「愛しのインテル 元オーナー会長マッシモ・モラッティ」でロナウドがこのユニフォームを纏ってプレーする姿を見て懐かしく思いました。この番組ですね。
今ではインテルの指揮官となったシモーネ・インザーギがラツィオの一員として、インテルのセリエA制覇を阻むゴールを決めた場面もありました。このゴールを決めた時に将来インテルの監督になるとは考えても無かったでしょう。縁とは奇妙なものです。
モラッティさんですが、クラブの会長が熱狂的なサポーターである事を許された牧歌的な時代の最後の会長でした。現代ではサポーターでは無く優秀な経営者である事が求められます。クラブに多額の投資を行ってもなかなか大きな成果が生まれませんでしたが、2009-2010シーズンにはセリエA、チャンピオンズリーグ、コッパイタリアを制し3冠を達成。全てが報われた瞬間でした。投資の効率で言えばかなり酷い投資(補強)も多かったですが、効率を超越した情熱がもたらした結果だったのかもしれません。モラッティさんの「勝つまでやる」メンタリティに敬服です。
このドキュメンタリーで久しぶりにモラッティさんの元気な姿が見れて良かったです。インテル大好き、インテル愛している金持ちのおじちゃん(もうおじいちゃんですかね?敢えてこう言いたい)なので、これからもスタジアムでインテルの試合を楽しんで欲しいですね。