2000-2001シーズンに使用されたホーム用ユニフォームです。リーグタイトル奪還とチャンピオンズリーグ上位進出を狙ったシーズンでしたが、ACミラン、リーズ、ベジクタシュとの組み合わせとなったチャンピオンズリーグはまさかの一次リーグ敗退。リーガも低迷し、最終節バレンシアとのチャンピオンズリーグ出場権を賭けた直接対決で、リバウドのハットトリックで奇跡的に4位に入り、翌シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を確保するのがやっとな結果でした。
袖には前シーズンに続きクラブ創設100周年記念のパッチが圧着されています。
メーカーロゴは刺しゅう
クラブエンブレムはワッペン縫い付け
LFPパッチはワッペン縫い付け
シーズン前の夏の移籍市場では、ポルトガル代表のルイス・フィーゴが当時世界最高額の移籍金でレアルマドリードに禁断の移籍。シーズン終了後には、12シーズンに渡ってバルセロナの司令塔として君臨、後に監督として数多くタイトルをバルセロナに残し、現在はマンチェスターシティで世界のフットボールシーンを牽引するジョゼップ・グアルディオラが退団。シーズン前後にクラブの柱と言える選手たちがクラブを去りました。
国内でも欧州の舞台でも結果が出せない苦しいシーズンでしたが、その中でシャビやプジョルが着実に出場機会を増やし成長を遂げました。後にグアルディオラが指導者としてチームを率いた際、チームの柱として活躍したのがこの2人でした。
シャビは今シーズン途中からバルセロナの監督に就任。チャンピオンズリーグをグループリーグで敗退した事で財政面でのダメージは大きいですが、これで来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得(リーガ4位以内)と今出場機会を掴みつつある若い選手達に経験を積ませる方向に方針を変えられそうです。
リーガは現在5位。4位との勝ち点差は僅か1なので十分に可能性は残っています。次の世代を担う選手達に経験を積ませつつ、来季のチャンピオンズリーグ出場権圏内でシーズンを終える、就任1年目から難しい舵取りを求められる状況ですが、21シーズン前にグループリーグで敗退した際も希望の種は植わっていました。敗退が決まった試合終了後のインタビューでシャビ監督が残したメッセージを信じ、残りのシーズンを注目したいです。
「今の心境? 苛立っているさ。これが私たちの現実であり、うんざりするよ。だが立ち向かわなくてはならないし、それ以外に道はない。今日から新しい日々が始まる。ゼロからスタートしよう。」
余談
2000-2001シーズンですが、このシーズン途中、下部組織に一人のとても才能のある選手が入団しています。その選手は後にバルセロナに溢れんばかりのタイトルをもたらし、現在も世界最高の選手として君臨しています。
振り返ると、色々な事が起こっているものです。