2020年シーズン Jリーグ 第25節 川崎フロンターレーFC東京 感想

等々力陸上競技場で行われた川崎フロンターレFC東京戦は、2-1で川崎フロンターレが勝利、リーグ戦ホームでの多摩川クラシコは2016年以来の勝利、連勝記録を12に塗り替えました。

 

ルヴァンカップ準決勝では、攻撃の幅が狭く相手を広げる事が出来なかった為、得点を奪う事が出来ず敗れましたが、この試合ではその反省を生かし、レアンドロダミアンのポストプレー、大きなサイドチェンジや中盤の底から相手の背中を狙ったパスで、相手の立ち位置を広げて、「隙間」を丁寧に作りながら攻撃していました。

 

その成果で、決定機自体は多かったのですが、FC東京の波多野の好セーブ、球際で体を残して少しでも得点の確率を落とそうとする粘り強いDFを前にゴールを奪うところまではなかなか進めず、奪えたのは家長のPKによる得点のみ、これも守田の深い位置からの裏のスペースへのロングパスが起点でした。

 

後半追いつかれましたが、「幅」を使った攻撃を継続し、この日不惑を迎えた中村憲剛のゴールで逆転。再三の決定機で追加点を奪えず、FC東京の逆襲を受けて同点に追いつかれる悪い流れでしたが、それさえもサッカーと等々力の神が中村憲剛をこの試合の主役にする為の、「演出」だと思いました。

 

と、今日の発表を見て確信しました。

 

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中村憲剛選手 現役引退のお知らせ | KAWASAKI FRONTALE

 

いつか来るべき日がまさかこのタイミングで来るとは夢にも思いませんでした。昨日のプレーを見て、来年、再来年もプレーし、三浦知良ジーコJリーグ最年長得点記録を塗り替えるのだろうなと勝手に考えていました。

 

色々思う事がありますが、まだ頭の中が整理できていません。3日のコンサドーレ札幌戦、どんな雰囲気の中の試合になるのかが興味深いです。