2020年シーズン Jリーグ 第12節 名古屋グランパスー川崎フロンターレ 感想

豊田スタジアムで行われた名古屋グランパス川崎フロンターレ戦は、1-0で名古屋グランパスが勝利。川崎フロンターレの連勝は10で止まり、ついに今季初の敗戦となりました。

 

率直に川崎対策をやり通した名古屋が凄かった試合でした。しかし、あれを他のチームが「川崎対策」と称して何度もやれるとは思えません。勝てない試合では無かったが、対策を完璧にやり切った名古屋グランパスを称えたい。戦術や対策も良かったが、何より選手が一対一で負けない事を意識してプレーしており、強いチームでした。

 

川崎も決定機が無かった試合では無く、前半の下田のシュートがゴールと判定されていれば、脇坂や山根が一対一の場面で決めていれば、接戦を勝ち取ったガンバ大阪戦や一気に突き放せたセレッソ大阪戦の様な流れになっていた可能性もあります。

 

攻撃を見て思ったのが、攻撃時の選手の距離が密集し過ぎている、相手の横の距離を広げられていないので、紙一重のところで、相手のブロックに捕らえられてしまう。リーグ再開時は意識して出来ていたが、負傷した選手や過密日程の影響で、そこの意識が向けづらくなっている事です。

 

次は中2日でアウェイでヴィッセル神戸戦。チーム全体に疲労感が強く、加えて中2日の為、負荷の高いトレーニングはできません。できる準備はリカバリーとセットプレーの調整、確認程度です。選手の疲労を考慮してスタメン、ベンチ入りの選手ともに、大胆な入れ替えもあると思います。

 

負けた後の試合が重要だと言われますが、現在の選手のコンディションを考慮、負傷明けや出場機会の少ない選手を使ってチームの底上げを考えれば、神戸戦、清水戦の2試合は最悪1分1敗でも構いません。この2試合で無理に出場させて三笘のように負傷させてしまう事の方がチームにとってダメージになります。

 

特に期待しているのは斎藤学。三笘が負傷した事もあり、ここから出場機会が増えてくると思います。ここまで試合に出場できなかった鬱憤を晴らしてほしい。彼の活躍に期待、そして鬼木監督やコーチ陣がどのような選手起用を行うのかを注目しております。

 

オマケ 24時間テレビ川崎フロンターレの戦績について

 

下記10シーズン分の24時間テレビ放送週に開催された川崎フロンターレの試合の戦績です。

 

2010年 アウェイ 清水エスパルス 0-2 負

2011年 アウェイ ガンバ大阪 3-6 負

2012年 ホーム 名古屋グランパス 0-1 負

2013年 アウェイ アルビレックス新潟 1-2 負

2014年 アウェイ 名古屋グランパス 1-1 引き分け

2015年 ホーム 鹿島アントラーズ 1-3 負

2016年 ホーム 柏レイソル 2-5 負

2017年 アウェイ ヴァンフォーレ甲府 2-2 引き分け

2018年 ホーム ベガルタ仙台 1-0 勝

2019年 ホーム 清水エスパルス 2-2 引き分け

 

この10年の戦績が、1勝3分6敗。目も当てられない酷い結果です、よって24時間テレビの週に開催される試合は負ける前提で見ているので、負けても、今年も24時間テレビの週だしなと納得しています。

 

余談ですが、優勝争いをしていた2016年、出演者の不祥事で放送中止が検討された際はついに呪いから逃れられる、今回は勝てるぞと思ったら、予定通り放送。ホームで柏レイソルにボコボコにされて負けました(笑)。こんなジンクスや相性が人知れず存在します。他のクラブでも存在するのか探してみるのも面白いと思います。