2020年シーズン Jリーグ 第10節 北海道コンサドーレ札幌ー川崎フロンターレ 感想

札幌ドームで行われた北海道コンサドーレ札幌川崎フロンターレ戦は、6-1で川崎フロンターレが勝利、水曜日の試合から中2日の過密日程に加え、札幌までの長距離遠征とコンディション面で難しい試合になると思いましたが、前半に札幌のマンツーマンの前線からのプレッシングの凌ぐと、セットプレーから車屋のヘディングで先制、後半は相手が前傾姿勢になったところを突いて、カウンターで追加点。まさかの大差がついた試合となりました。

 

6-1と大差になりましたが、これは川崎が良かった事よりも、札幌が前傾姿勢になり、スペースを作ってしまった事の方が大きいと思います。札幌の最終ラインですが、試合終了時点で、左から菅、宮澤、駒井、本職のCBは不在です。同じく本職のCBを置かなかった2015年の川崎の最終ラインを思い出し、失点を抑えるよりも、1点でも取り返せというペトロビッチ監督のチームに対して強いメッセージを感じました。

 

2020年シーズンは降格が無い為、得失点差や勝ち点1に拘るよりも、失点が増えたとしても、選手やチームの成長を期待した選手起用や采配が多くなっています。それが、思わぬ得点差がつく試合が増えている要因の一つです。その采配や選手起用が後に生きるのかは、その時が来ないと分かりません。

 

次節は、2位のセレッソ大阪とホームで対戦。近年苦手としているチームであり、中3日の過密日程の中での試合となります。このチームに相手にどんな内容の試合ができるのかで、現在のチームの完成度が見えてくると思います。次の試合も楽しみです。