2020年シーズン Jリーグ 第5節 横浜FCー川崎フロンターレ 感想

ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FC-川崎フロンターレ戦は、川崎フロンターレが5-1で勝利。これで再開後は4連勝。得失点差もプラス二桁台に乗せました。

 

前半は、横浜FCにボールを保持されながらも、レアンドロダミアンの高さと強さの「質」部分を生かして先制、ゲームをコントロールしつつ追加点を狙いたいところでしたが、後半開始から、横浜FCのマンツーマンに近い守備にはめ込まれ、押し込まれ続けたところ失点。中断後初の追い付かれる展開となりました。

 

失点後に、小林悠と三笘を投入。この交代が効果的でした。小林は前線からの守備と細かい動き出しを繰り返す事で、相手最終ラインのスペースを広げ、攻撃のポイントを作ってくれました。2ゴールを決めましたが、淡々した態度に厳しい競争に置かれている事を感じます。良い緊張感で今後もプレーして欲しいです。

 

三笘は長谷川とはテンポの異なるドリブルで、前半は攻略できなかった右CB(星キョーワン)の突破し、勝ち越し点となるPKを獲得しました。長谷川とは全くドリブルの種類が異なるので、前後半でタイプの異なるドリブラーと対峙するのは、対戦相手にとっては脅威です。今後も効果的に使いたいところです。

 

3点目をPKで取った時点でほぼ試合は決まりました。3点目以降は、前半から強度の高いプレーを続けていた横浜FCは疲弊し、集中力が大きく低下している印象を受けました。フィールドに若い選手が多く、追い詰められた場面でチームを鼓舞できる選手がいない事も一因と見ています。。

 

4連勝はしましたが、まだまだ課題は多いです。試合終盤、途中交代で守田を中盤では無く、右SBで使った事は今後の選手起用の伏線かもしれません。次は中3日でベガルタ仙台戦。連戦でどんな選手が出場し、どのようなプレーを見せてくれるのかが楽しみです。