2020年シーズン Jリーグ 第3節 FC東京ー川崎フロンターレ 感想

味の素スタジアムで行われたFC東京川崎フロンターレ戦、多摩川クラシコですが、4-0で川崎フロンターレが勝利、これで味スタでの多摩川クラシコは2018年から3連勝。3試合で9得点、無失点と抜群の相性の良さを示しています。

 

内容の前に、例年だと大観衆でFC東京としても、多くの集客を見込めるカードが無観客で開催となった事がとても残念です。来シーズンは観客と共に熱気のある試合になる事を願っております。

 

試合ですが、2020年シーズンにチームがやりたい事、見せたい事が示せた試合でした。今後はこの試合の出来が基準点になるでしょう。速く、強く、広く攻撃する。新しい姿を示してくれました。最終的には、現在取り組んでいる内容とこれまでの強みであったボールを保持、密集からの中央突破、ゲームコントロールを戦況に応じて、使い分けられるようになる事です。

 

気になるのが、後半開始から60分頃まで、パスやボールを受ける動き、スペースを塞ぐ動きの精度が落ちている点。前半に前線~中盤の選手のプレーの強度が高い為、その反動が出ていると考えております。前半で先手を取れれば良いか、それが出来ないと相手に突けこまれる時間帯になりかねない。この時間のゲームコントロールを正確に行う事が課題と言えば課題でしょうか。

 

あとは、セットプレー時の高さ不足の面で、動きが落ちてもレアンドロダミアンの交代を遅らせないといけない。ベンチに山村を入れれば解決できるが、そうなると誰をベンチ外にするのか?そろそろ小林悠も復帰するので、ベンチメンバーの選抜が難しくなってくる。

 

2試合全く先発メンバーを変更しなかったが、次の柏レイソル戦は中2日となる。早い時間でベンチに下がった家長や脇坂は引き続き先発で起用されると思うが、2試合フル出場し消耗が激しい登里や山根、レアンドロダミアンは先発で起用されるのか?

 

次節の柏レイソル戦はいよいよ5,000人まで観客動員が可能となります。声援や手拍子などで盛り上げる事はできませんが、観客がいるだけでもまたスタジアムの空気が変わる面もあるかと思います。次の試合も楽しみです。