クラブ創設100周年となる、2001-2002シーズンに使用されたアウェイ用ユニフォームです。1992-1993シーズンよりサプライヤー契約を締結していたアンブロ社との契約が、このシーズンをもって終了。アンブロ社が手掛けた最後のユニフォームとなりました(ホーム用は前2000-2001シーズンと同じ物が使用)。
特別エンブレムや裾タグや紙タグ、首のサイズプリント下のラバープリント等、随所に100周年を感じさせる意匠が施されています。
クラブエンブレムは刺しゅう。金と黒の2色に変更されており、ユニフォーム全体の統一感を高めています。
ネームとナンバーは片側限定という意味が記載されていますが、この意味はと言いますと
裏面は3rd用として使用できるリバーシブル仕様となっています。なので、ネームとナンバーをマーキングする際には片面と言う注意書きがタグに記載されておりました。
裏面側は全てラバー圧着となります。劣化すると変色する傾向が強く、小銭が錆びたような色になります。保管時は注意です。
リバーシブル仕様なので布タグは無く、ラバー圧着仕様です。
ちなみにこのユニフォーム、リバーシブルですがとても厚手です。ユニフォームが2枚組み合わせれた様な厚さで、2001年に販売する物では無いだろうと思う仕様です。選手着用品はこんな仕様では無く、肌触りの良い薄手の仕様になっています。機会があれば、選手仕様(シーズン終了後に放出されたストック品)もあるので、御紹介致します。
もっと言いますと、厚手な事に加え、先にも書きましたが、裏面はラバープリントで劣化耐性が低く、ユニフォームですが、あまり着用に適していません(笑)。良くも悪くも100周年記念のコレクターアイテムの要素が強い1枚です。
シーズン前には、長期政権を築いたアレックス・ファーガソン氏がシーズン終了をもって勇退を示唆し、大きな節目を4冠(チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップ、リーグカップ)で締めくくりを狙いましたが、まさかの無冠に終わり、ファーガソン氏も勇退を取り消しました。
勇退を取り消したとは言え、そんなに長いシーズン留まるとは思いませんでしたが、何と2012-2013シーズンまで監督を続け、最後のシーズンはプレミアリーグ制覇で締めくくりました。最後までタイトルに愛された偉大な名将らしい去り方です。