1994-1996シーズンに使用されたホーム用ユニフォームです。1994-1995シーズンはリーグ戦7位、1995-1996シーズンは12位と80年代中盤から続いた黄金期が終わり、フェラーラやゾラ等、イタリア代表の選手が引き抜かれ、少しずつ低迷期に差し掛かっていた時期のユニフォームです。
メーカーロゴはフロッキー圧着
クラブエンブレムはワッペン縫い付け
スポンサーロゴは発泡素材圧着
もう一つエンブレムが縫い付けられています。こちらもワッペン縫い付け。
紙タグ部分。
過渡期に差し掛かっていた時期でしたが、1994-1995シーズンは後のイタリア代表のキャプテン、ファビオ・カンナバーロが活躍、翌シーズンはパルマに移籍してしまいましたが、その後任として、1995-1996シーズンは後のアルゼンチン代表のキャプテン、ロベルト・アジャラが活躍しました。
両者共に1990年代中盤から2000年代中盤にかけて、ワールドクラスのセンターバックとしてクラブ、代表で長く活躍、カンナバーロは2006年のドイツワールドカップでイタリア代表を優勝に導き、自身もその年のバロンドールを1996年のマティアス・ザマー以来のセンターバックとして受賞。アジャラは2004年のアテネ五輪でオーバーエイジ枠で招集され、キャプテンとしてチームを牽引し史上初の無失点優勝に貢献しました。
身長が170㎝代(カンナバーロは176㎝、アジャラ177㎝)と小柄でしたが、スピードと跳躍力、敏捷性と読み、球際の強さが長所という点も共通しています。共にプレーする事はありませんでしたが、興味深い巡り合わせだと思います。