一発勝負の本質

今日は、湘南ベルマーレ徳島ヴォルティスのJ1参入プレーオフの試合をDAZNで観戦。結果は1-1で引き分け、引き分け時はJ1のクラブが残留なので、湘南ベルマーレがJ1残留を決めました。

 

セットプレーで後手を踏んだ以外は、湘南ベルマーレが落ち着いて進めた試合に見えました。先手を取られても無理に攻守のテンポを上げず、0-1で前半で終え、後半頭から高さと強さがあるクリスランを入れて、前線を強化、クリスランをケアする為に生じたスペースを上手く使って同点にすると、その後は極端にバランスを崩さず、上手く試合をコントロールして引き分けに持ち込みました。

 

この試合、徳島ヴォルティスの方が試合内容が良かったという声が大きいですが、正直に言って一発勝負に内容なんて意味がありません。一発勝負は内容が良い方が勝つのではなく、「相手の嫌がる事」をやり切った方が勝つものです。今日の試合、湘南ベルマーレは引き分けでも勝利である事を監督も選手も良く理解していました。

 

加えて、今回のプレーオフのレギュレーションに対して疑問の声がありますが、試合前から決められていた事です。レギュレーションの中で結果を出せなければ全て負け惜しみとなります。

 

徳島ヴォルティスリカルド・ロドリゲス監督がプレーオフのレギュレーションに不満の意を表しましたが、プレーオフ初戦で、徳島ヴォルティスヴァンフォーレ甲府に「引き分けて」今日の舞台に進めた事を忘れてしまったのでしょうか?

 

こんな事を書く気は無かったのですが、あまりにも引き分けた湘南ベルマーレに敬意が払われず、徳島ヴォルティスの試合内容を礼賛する声が大きかったので、それに対する個人的な考えを書きたいと思いました。リーグ戦は長丁場なので、内容を積み重ねないと結果は付いてきませんが、トーナメント等、短期決戦は全く別物です。川崎フロンターレカップ戦で負け続けてきた姿を見てるので、それは良く理解しています。

 

過度な内容礼賛の姿勢だと達成すべき本質を見失ってしまう。そんな事を今日の試合と試合後の声から考えました。

 

最後に湘南ベルマーレに一言、「湘南スタイル」はチョウキジェ氏の物では無く、湘南ベルマーレのスタイルという事を証明しましたね。おめでとうございます。来年も試合が出来る事を楽しみにしております。来年こそ、こっこの唐揚げを食べに行きます(笑)。