2019年 Jリーグ 29節 ガンバ大阪ー川崎フロンターレ 感想

久々のアウェイ観戦となりました。専用スタジアムでコーナーフラッグに近い席でした。

 

前半は、左からチャンスを作りたい意図を利用され、渋滞して空いた逆サイドのスペースを使われて失点。登里のクリアミスからの失点でしたが、あそこはシンプルに処理して欲しかった。

 

後半は、今シーズン初の4-3-3の布陣に変更、センターバック2人の横の距離感を広げ、大島のポジションを一つ高い位置に変えた事で、ボールを運ぶ動き、奪う位置が改善され、シュートチャンスを増やしました。2点取れたところまでは良かったです。直後の軽いプレーで追いつかれたのは失態でしたが、相手の守備は攻略できていたので再度逆転できると見ていました。

 

ところが、2失点目の登里と倉田の接触プレーで両者が負傷退場、これが試合の分岐点となりました。中央でボール奪取し上手く前線に運んでいた田中を右SBに動かした事で、真ん中でのプレーの質が落ち負傷退場前ほど上手く攻撃できなくなりました。それでも、2度あった決定機のどちらかを家長が決めていれば勝てた試合でした。しかし今シーズンの家長は決められない、悪い意味で今期を象徴するプレーでした。

 

引き分けという結果は残念な結果ですが、新しい布陣を用いて得点を奪い、悪い流れ中でも負けなかった事は評価できます。唯一、気になっているのがマギーニョをベンチに入れていなかった事。彼がいれば、登里負傷後も田中のポジションを変える事無く上手く攻撃できたと思うのですが。

 

この試合は負けなければいいくらいに思っていました。アウェイガンバ大阪との試合は、川崎フロンターレが最も苦手にしているカードであり、リーグ戦で勝利したのは2016年のみです。直近の10年でも、1勝3分4敗(この試合の結果は含めず、2013年はG大阪がJ2だった為対戦無し)と分が悪く引き分けは悪くは無い結果です。

 

リーグ優勝に向けて考えると痛い結果ですが、それはこれまでのツケです。ツケを払いたく無ければ、ホーム浦和戦、ホーム札幌戦、ホーム松本戦、アウェイ仙台戦、ホーム清水戦で勝点3を取っておくべきでした。苦手なアウェイ戦までに勝点を積めなかった事を悔やむしかありません。

 

カップ戦を含めてあと6試合、自分達が積み重ねてきた事を証明する機会があります。次はルヴァンカップ勝戦、個人的にはここまで良いところの無い家長の意地に期待したい。どうかガンバ戦で決定機を逃した事を挽回して欲しい。どんな試合を見せてくれるのか楽しみにしています。