2019年 Jリーグ27節 川崎フロンターレーヴィッセル神戸 感想

完敗、力負けでしたね。痛い敗戦ですが、悔しさや苛立ちはありませんでした。そのくらいの完敗でした。好調の神戸に今の状態で当たってしまった事が運の尽きです。

 

川崎は、マンマークの戦術を実行し、前半から後半20分頃までは我慢比べ、そこを過ぎたら、レアンドロダミアンや長谷川を投入して点を取るプランだったと見ています。このプランですが、ある程度は成功していました。前半終了間際に失点しましたが、許容範囲内です。後半も我慢比べを続けましたが、我慢比べの心を折るセットプレーでの失点。アディショナルタイムで1点を返し猛攻をみせましたが、同点とはいきませんでした。

 

個人的にも勝ち点3を取るには我慢比べ~レアンドロダミアン投入しか無いと思っていましたので、鬼木監督がこの手段を取った事に関しては理解していますし、不満はありません。唯一気になっているのは、中村憲剛を最後まで代えなかった事です。脇坂投入にあたり下田を下げましたが、この日のプレーの質を考えると代えるのは憲剛だったと思っています。あとはダミアンを入れるのが遅い。

 

今のチームを見て一番気になるのは、選手が力を100%発揮できていない事です。100%発揮できない事も含めて実力が無いとも言えますが、何でしょうね、サイクル終焉論や監督解任を叫ぶ声が大きくなっていますが、まだやれる事はあると思っています。リーグ優勝は非常に難しくなりましたが、一度それは置いておいて目の前の試合を楽しんで欲しい。苦しい状況は続きますが試合は待ってくれません。まだリーグもルヴァンカップも残っています。来週の湘南戦までにどんな準備をして、どんな試合を見せてくれるのか注目しております。