2019年 Jリーグ26節 川崎フロンターレージュビロ磐田 感想

まあ勝って良かった。不調が続いていた守田や当ブログでしつこく批判していた車屋の調子がようやく戻ってきました。ここまで勝利に貢献できなかった分、ここから大いに返して頂きましょう。

 

不満だったのが、後半に交代前に3度の決定機を小林が2回、長谷川が逃した事、長谷川と脇坂を登里と知念に交代してから、磐田に試合の主導権を握られた事です。

 

前者は、小林が外すのはいつもの事と思いつつも、ベンチには彼よりはるかに決定力が高いレアンドロダミアンがいます。守備の局面の貢献は認めますが、試合で勝つのに必要なのはゴールです。そろそろダミアンと代えて頂きたい。長谷川が外した場面ですが、利き足でシュートを打つ余裕があった事、逆サイドでフリーになっていた小林がいた場面で一番確率が低いと思われる逆足でシュートを打った事は理解できません。落ち着いて確率の高いプレーを選択して勝利に貢献して欲しいですね。

 

後者に関しては、長谷川と登里の交代は理解できます。守備の局面で長谷川の場所から攻撃されていたのを防ぐ為、守備力の高い登里で守備の穴を防ぐ事は当然の事です。問題は脇坂と知念の交代です。好意的に見れば、3日後の天皇杯でスタメンで出場してもらう為に交代したと見れますが、この試合前線と中盤をつなぐ潤滑油として活躍していた脇坂を下げた事で、ボールは運べない、不用意なボールロストが増加しました。知念を使いたければ交代するのは小林だったと思います。

 

脇坂が下がった事で生じた問題を、中村を入れる事で解消しましたが、4-4-2に布陣を変えてボールを上手く運べず、攻守のテンポが悪くなったのは、前節のセレッソ大阪戦と全く同じです。鬼木監督の長所として、的確な選手交代という点がありますが、今シーズンに関しては、交代前より状況が悪くなる事が多いです。ピッチ上の問題解決というよりも、ベンチメンバーのモチベーションをコントロールするという側面の方が強くなっていると感じています。

 

個人的には、知念の出場は「ガス抜き」にしか感じません。3点目を奪いにいくのであればダミアンだった思いますが、彼はおそらく天皇杯の試合でスタメンで出場するのでしょう、そう考えると出場機会が少ない知念を出して、彼の出場機会を確保する事で彼のモチベーションが落ちるのを防ぎたかったのでは無いでしょうか。

 

勝利を重ねていますが、まだまだ問題点は多いです。それでも勝つ事でしか前には進めません。天皇杯も楽しみにしています。

 

最後に車屋について。やればできるじゃないか。そのプレーが見たかった。これからはアシストやゴールも期待しています。