2019年 Jリーグ25節 セレッソ大阪ー川崎フロンターレ 感想

前半は悪くなかったです。精度は低かったですが、一人を除いて「出して動く」という共通理解がプレーから見えました。勝つとすれば、65分くらいまで同点で耐えて、ダミアンの個人能力でゴールを奪う形かなと見ていました。

 

後半は(出して動く)を怠っていた選手の怠惰なプレーを起点に失点、まだ焦る時間では無かったですが、選手より先に監督が焦ってしまいました。4-4-2にするのはいいのですが、「誰が」「どうやって」ボールをダミアンに運ぶのかが全く見えませんでしたし、準備もしていないのだろうと思いました。苦し紛れに脇坂を投入し、少しは改善が感じられましたが、形勢をひっくり返すまでには至らず、ここ数試合と同様の結果で終わりました。鬼木大監督さんですが、今は監督になって実質初めての「挫折」に近い状態だと思います。解任しろとは思いませんが、上手くいかない事も自分の「引き出し」にして欲しい。

 

「出して動く」を怠って、怠惰なプレーで失点の起点になった選手ですが、先週ボロカスに書いた車屋紳太郎です。先週の繰り返しになりますが馬渡を使って欲しい。ボールを「動いて」受けた場面は数える程でした。なぜ止まっているのでしょうか?どこか痛いなら正直に首脳陣に申告して欲しい。どこか痛いのなら、そんな選手を起用し続けている首脳陣の責任です。痛くないなら、「前へ前へ」とプレーして欲しい。2年連続ベストイレブンなんだろ?。投票してくれた同業者を裏切る様なプレーはするなと言いたいです。

 

今日の敗戦で一回リーグ優勝は忘れましょう。こんなチームが口にして良い目標ではありません。謙虚に目の前の試合を勝つ事だけを考えましょう。

 

何も良い事が無かったような試合でしたが、一つだけ良い事がありました。試合終盤に脇坂がコーナーキックの際、周囲とゴール裏を鼓舞するように煽る振る舞いをしました。若者はあきらめていません。監督さんは彼らに応えて欲しい。若者達はもっと多くを求めて練習でアピールして欲しい。「俺を使え」「俺ならチームを勝たせる事が出来る」と。