2019年 Jリーグ第16節 サンフレッチェ広島ー川崎フロンターレ戦 感想

サンフレッチェ広島川崎フロンターレの試合は、広島が3-2で勝利。川崎は16試合振りの敗戦となりました。前半から後半1点目を取るまでの内容は今季最低と言っても過言では無く、観戦していて、3-0になった時点で今日は怪我人やカード、失点をこれ以上出さずに「上手く負ける」事が大切な試合と見ていました。

 

ところが小林とレアンドロダミアンのコンビネーションから1点を返すと、その後も長谷川のクロスをレアンドロダミアンが押し込んで2点目、最後まで足掻いて、ただの負け試合にしませんでした。この試合まで噛み合わなかった小林とレアンドロダミアンの連携に向上が見られた事、後半出場した山村がフィジカルの強さを生かし良いプレーを見せてくれた事、敗戦の中に収穫があった試合になりました。週末のホーム松本戦は今日の試合で得た事を生かして欲しいです。

 

心配なのは一向に調子が上がってこない家長です。今日も期待されているボールキープやドリブルからチャンスを作る動きは無く、守りの局面では穴になっていました。個人的には今のプレーの質を見ると、脇坂や知念をベンチ外(もしかしたら負傷や体調不良かもしれません)をする事は、正常に競争が行われていない事と受け取っています。どこまで鬼木監督が我慢をするのか、もうタイムリミットは迫ってきていると思います。

 

長いリーグ戦、全勝する事は非常に稀です。であれば、負け試合を上手く使う事が頂点に辿り着くのに重要だという事は言うまでも無いですね。次節も楽しみにしています。