2020年シーズン Jリーグ 第2節 川崎フロンターレー鹿島アントラーズ 感想

ついにJ1リーグも再開、無観客の等々力競技場での試合は2-1で川崎フロンターレが勝利、待望の2020年シーズンリーグ戦初勝利となりました。

 

何より、多くの方々のご支援、ご協力により、また川崎フロンターレの試合を楽しめる事に感謝したい試合でした。次は5,000人の観客の下、等々力競技場で試合を行える事を願っています。

 

試合内容ですが、両チームともに、チームとしての共通理解を「形」にする為の試行錯誤の段階という印象を受けました。お互い刷新の一歩となるシーズンであり、4か月以上の中断明けで、サッカーの内容が素晴らしい試合になるとは考えていなかったです。

 

そんな中で、川崎フロンターレの2点目の形、右サイドバックの山根選手がドリブルで複数の選手の矢印を自分に向けさせ、家長選手にスペースを作り、家長選手から精度の高いパスを逆サイドの長谷川選手が正確なトラップからのシュートでの得点は、昨シーズンには無かった形であり、新しい、変わった姿を見せてくれました。

 

半面、昨シーズンより前線からの守備強度を高めた守り方がまだ機能しておらず、前線で相手を捕まえきれないと、簡単に中盤から自陣ゴール前まで運ばれてしまう場面、前半で前線、中盤の選手が強度の高いプレーを続けた影響で体力を消耗し、ボールを保持する力を使い切ってしまい、相手に押し込まれ続けれる場面が続いた事は大きな反省点です。

 

とは言え、勝利して反省できる事はとても幸せな事だと思っています。今回の課題ですが、数試合で改善できる事ではありません。試合も連戦が続くので、暫くは戦術的な修正を行う事にまとまった時間は取れません。そんな状況なので、実戦をこなしながら修正していく事になります。修正しながらどれだけ勝ち点を取る事ができるのか、選手と監督ともに難しい舵取りが続きますが、どのような対応をするのか楽しみに見ております。