昼食中、twitterを眺めていると、名古屋グランパスの玉田圭司選手の退団を巡って色んな意見を目にしました。契約満了の是非は別にして、個人的に感じたのは、名古屋グランパスに限らず、クラブの上層にいる人は、サポーターと選手が共有した物語、ストーリーを理解していない方が多いなと言う事です。
玉田選手は、2006年~2014年と名古屋グランパスがJ2に降格した2017年から2018年、合計11シーズンに在籍、Jリーグ優勝、J1昇格、今年の厳しい戦いを経てのJ1残留等、良い時も悪い時もグランパスのエンブレムを胸にピッチで戦い続けました。長く濃密な時を共に過ごしたサポーターとの間には、好む好まずは関係無しに共有した物語が生まれます。それが濃い程、クラブに対しての思い入れが深まり、クラブの有形、無形の財産に変わっていくものだと思っています。
Jリーグが発足して25年が過ぎましたが、本来、ビジネスにつなげる為に、この概念を理解する必要があるクラブ上層部で未だに理解していない人間が多いです。
同じオリジナル10で、これを理解しているのは、鹿島アントラーズや浦和レッズです。この赤色の2クラブが、多くのタイトルを獲得し、熱狂的なサポーターを多く抱えているは必然と感じています。
今一番心配なのは、玉田選手以上に名古屋で物語を共有した楢崎正剛選手です。残留か退団かは分かりませんが、どちらに転んだとしても、彼のキャリアに相応しい結末であって欲しいです。間違っても、玉田選手の様な事にはなって欲しく無いです。
今日のユニフォームは、名古屋一筋でキャリアを終えた選手の物です。彼の様な終わり方ができれば、一番良かったのですが。
若き日はサイドのドリブラー、30歳前から晩年は中盤の底で、テクニシャンだからこそできる巧みなボール奪取とゲームメイクで活躍した選手です。ボールを扱うのが上手い選手は、ボールを奪うのも上手いという事を印象付けてくれた選手でもあります。
内タグ部分、ここの記載が大事です。
サイン入りです。
ちなみに引退直後、イベント絡みで我がフロンターレに見つけられ、「ナオシー」というニックネームを付けられましたが、今では無かった事にされています(笑)